生命保険見直し時の注意点⑥-どこで相談するべきか?
- 2018.06.15
- 生命保険
生命保険の見直しの必要性は感じているが、どこに相談にいくべきかという疑問はないでしょうか。保険は安い買い物ではないので、信頼できる人に相談したいが、どこに相談すれば信頼できる担当者に出会えるのでしょうか?
以前に比べて生命保険を相談できる先の選択肢が増え、相談者の方にとっては、メリットがある反面、どこで相談するのが自分に一番合っているのかと悩んでいる方も多いと思います。
生命保険の見直しを相談できる先と、それぞれのメリット・デメリットや、どのような方に合っているかなどについて解説します。
目次
1.外交員・直販社員
外交員とは、大手生命保険会社に所属する営業職員で「生保レディー」などと呼ばれたりもします。家庭や企業などを回って保険の勧誘をします。
直販社員とは、外資系生命保険会社などに所属する営業職員です。
外交員や直販社員は電話一本で自宅や職場に来てくれるなど、フットワークの軽いところや知識が豊富な場合もある点がメリットです。
一方、外交員や直販社員は、一社専属というところがネックです。所属する保険会社の商品しか提案できませんので、商品選択の幅が狭くなってしまいます。
保険会社によって、掛け捨て型の定期保険に力を入れている会社、医療保険・がん保険に力を入れている会社、外貨建ての保険に力を入れている会社などがあります。
一社専属である外交員や直販社員から加入する場合には、複数の会社から保険を選択するということができません。
また、外交員や直販社員は、離職率が高いので、契約の時にお願いした外交員や直販社員が、見直しの時には既に辞めていたというケースも多々あります。契約のアフターフォローという観点からも不安が残ります。
あくまでも個人的な見解ですが、外交員や直販社員は、ハードな営業をする人も多い印象があります。ハードな営業が苦手な方には向いていないといえます。
2.自分で調べて、ネット生保で契約する
資料請求などして自分で保険について調べて、ネット専業の生命保険会社で加入するという方法があります。営業マンに会う必要がないので、しつこい営業をかけられる心配がないという点がメリットです。
また、ネット専業の生命保険会社は代理店や募集人などを介しておらず、その分経費が掛からないので、保険料が安いというメリットもあります。
しかし、この方法はあまりおすすめできません。生命保険の内容をネットで調べる方が多いと思いますが、ネットの情報は玉石混交で、間違った情報も多数出回っています。保険について詳しくて、保険料を抑えたいという方以外には、ネットで契約する方法はおすすめできません。
一般の方には情報の真偽が判断できないと思いますので、良い情報に出会えればいいですが、間違った情報に出会ってしまった場合には、その情報を信じて生命保険を契約してしまい、後で後悔するという可能性もあります。
また、ネットで契約できる保険の種類は、そんなに多くなく、商品選択の幅が狭いというデメリットもあります。
3.来店型ショップ
最近では、来店型の保険代理店がショッピングモールなどに多数出店しています。来店型ショップには、一社専属型と乗合代理店型あります。
一社専属型は、生命保険会社一社のみの取り扱いで、複数の保険会社の商品を比較することはできません。
一方、乗合代理店型のショップは、複数の保険会社、商品の中から提案してもらえます。自動車保険や火災保険などの損害保険も取り扱っている代理店もあり、生損保で窓口を一本化することも可能です。
ただし、「中立・公平」をうたっていますが、そうでない店舗やスタッフがいることも事実です。ある程度、保険の知識を持っていないと、不要な保険にまで加入させられる可能性はゼロではありません。
よって、無料だからと買い物のついでに軽い気持ちで相談するのは、やめた方がいいでしょう。
また、担当者に知識の差がある場合があります。FP(ファイナンシャル・プランナー)資格を持っていない、保険以外の周辺知識である社会保険などの知識が少ないという場合もありますので、注意が必要です。
4.乗合代理店
店舗を構えず、自宅や職場に訪問する乗合型の保険代理店もあります。忙しくてショップなどに出向く時間がないという方にとっては、自宅や職場に来てくれるので、他人の目を気にせず、相談することができて便利です。
乗合代理店型の来店型ショップと同様に複数の保険会社、商品を提案することが可能です。相談すれば、その方に最適な商品を提案してくれる可能性があります。
しかし、来店型ショップと同様に担当者の知識については、差がでる可能性があります。
生命保険の見直しを相談する場合には、生命保険の商品知識が詳しいのは当然として、公的医療保険や公的年金、更にそれを補完する国民年金基金、個人型確定拠出年金(iDeCo)、小規模企業共済などの知識もある担当者の方が間違いありません。
また、NISA(少額投資非課税制度)などの資産運用系の知識についても詳しい担当者に出会えれば、保険のことだけでなく、ライフプラン全般に色々な角度からアドバスがもらえます。
何十年も続く乗合代理店であれば、それだけ顧客との長い関係性が築けているということで、信頼できる可能性が高いといえますし、契約のアフターケアーについても安心して任せられる可能性があります。
まとめ
結論としては、一社専属ではない、複数社の保険を提案できる乗合代理店に相談されることをおすすめします。
そして、相談する相手(担当者)の知識と、人間性を確認するようにしてください。
相談していて、どこか嫌な感じがするなどの違和感があれば、別の代理店に相談すればいいだけの話です。無料相談が主流ですので、相談してもそこで契約するかしないかは相談者の自由です。自分の生命保険契約をずっと任せたいと思える担当者を探すことが重要です。
契約のアフターフォローは非常に重要です。保険は一度加入して一生涯安心というものではありません。人生の節目で契約の見直しなどを相談できる相手がいるかいないかで大きな差が出る可能性があります。
知識については、保険の知識は基本として、社会保険などの周辺知識もないと、相談者の方の状況にあった提案ができません。
一方、人間性も非常に重要なポイントです。相談者の方にとってベストな商品と、売る側の人間にとってベストな商品が異なる場合もあります。
そのような場合に売る側の人間に有利な提案を平気でする担当者も残念ながら存在します。知識があっても人間性に問題がある担当者には相談しないようにご注意ください。
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